精油を使うときに注意するべきこととして、感作性や光毒性というものがあります。
感作性というのは、特に敏感な肌やアレルギー体質の肌を刺激してしまうことを言います。単なる皮膚刺激ではなく、免疫機構に基づく反応で、「皮膚感作」「皮膚感作作用」「皮膚アレルギー反応」などと言いますが、それらを総称して「感作作用」と言います。
いわゆる「抗原抗体反応」でもあります。使用する前に必ずパッチテストを行うことによって、ひどい症状が出る前にある程度防ぐことができます。
また、古くなったオイルが感作作用を引き起こすこともあるようですので、オイルの保存には注意が必要です。樹脂系精油にこの反応が多く見られることが知られていますが、イランイランやレモンなどの身近なオイルでも反応が起こることがあるようです。
次に、光毒性というのは、精油の中に含まれるある種の科学物物質が原因となり、直射日光や強い紫外線に当たることで、やけどのような症状や色素沈着を起こしてしまうことを言います。柑橘系のオイルに多く、光毒性の因子としてはフロクマリン類が一番有名です。
日光に当たる場合や、日焼けマシンに当たる場合は、光毒性のある精油を避けることが大切です。また、光毒性のあるオイルを使用した場合は、12時間から48時間が紫外線に当たらないように注意が必要になります。
ただし、柑橘系でも光毒性のないオイルもあります。圧搾抽出されたオレンジスイート、同じく圧搾抽出のタンジェリンやタンジェロ、マンダリン、ベルガプテンを除去したベルガモット、蒸留抽出のライムとレモンは、光毒性はありません。
感作作用や光毒性によって、万一何らかの異常や症状が起こった場合は、直ちに医師の診察を受けなければなりません。
| prev : | アロマオイルの安全性 |
|---|---|
| next : | アロマテラピーを行うときの注意点 |